セルリアンの樹冠、キャンバスにアクリル絵具と油絵具、150 x 100 x 2 cm
「セルリアンの樹冠」は、涼しい木陰の心地よさに満ちた絵画です。セルリアンブルー、ターコイズ、紫、柔らかな緑がキャンバスの上に幾重にも広がり、表情豊かな暗い枝々と、淡く開けた空間のきらめきの間に漂います。
暖かな日に木々の枝葉の下に立ち、絡み合う葉や花越しに上を見上げるような感覚を、この絵に込めたいと思いました。あらゆるところに動きがありながら、全体には穏やかな雰囲気が漂います。奥行きのある枝が、柔らかく透き通るような色彩の下に構造を生み、自由な垂れや絵の具の筆致が、表面に即興的でのびやかな印象を与えています。
私にとって、「セルリアンの樹冠」は特定の場所というより、ひとつの感覚を描いた作品です。涼しい空気、木漏れ日の陰影、そして木々に守られた場所で感じる、あの心地よい静けさです。